NICTサイバーセキュリティシンポジウム


 日本橋のNICT(情報通信研究機構)イノベーションセンターにて開催されたサイバーセキュリティシンポジウムを聴講してきました。開始30分経ったところで、緊急の電話があり残念ながら途中退出するハメになりましたが・・・。

 

 最初のプログラムは総務省の頭のいい方が、頭のいい方達を集めて、国産の脅威インテリジェンス生成、人材育成等に取り組むプロジェクトの紹介でした。現状、国内自給率が非常に低いサイバーセキュリティ分野において、国防や重要インフラへのセキュリティ対策を見据えた国産でのサイバーセキュリティ分野の開発は非常に重要な課題だと感じます。

 

 私自身は中小企業向けのサイバーセキュリティ対策の啓蒙活動を続けていますが、今回のプロジェクトの成果が中小企業までおりてくるのは何年後になるのかなぁといつも感じています。中小企業のサイバー対策は待ったなしであり、今できることを確実に実施することが重要です。

 多額の予算を使って、サイバー分野に投資することは非常に有意義だとは思いますが、その予算で投資ができない全国の中小企業の脆弱性を根こそぎチェックし、穴を埋めていった方が現実的な対策ではないかなぁとも感じます。

 

 国には国産サイバー分野の発展と現実的な対策の両輪で、いずれにも偏ることなく投資してほしいものです。補助金や助成金では手間がかかりすぎで、中々浸透してないと感じているのは私だけでしょうか。